髪の毛をぬらさないのは前髪を濡らして切るとどうなるか想像できないから。乾くとかなり短くなります。かなり印象が変わりますので、注意してください。全体を切った後に続きで切る場合は、気休めでも櫛を拭いてみて下さい。
前髪は上向きに生えています。急に髪が浮き上がる長さがあります。5ミリ切ったら2センチ見た目が上がったなんてことになりやすい。上がる場所が理想の長さだったら、作戦を練ります。内側だけを切って全体を持ち上げてもらう等、あわせ技の工夫を。
カミソリで削ぐと髪が痛むからお勧めできません。でも、容易にいい感じになります。丈夫な髪の人はやってみる価値あり。私には見つけられなかったけど、痛まない角度があるらしいです。試す人はよく切れるかみそりで。染めてないのに茶髪とか、パサパサになるかもしれない諸刃の技です。I字T字櫛型など好みのカミソリで。
前髪の長さを揃えるのに使います。当然長い毛が残ります。もう一度使います。また残ります。結局毛がなくなるまで使います。すきバサミの意味がなく、髪の毛が痛むだけ。仕上がりも直線です。せめて斜めに使ってください。
前髪を切るときは、すきバサミと普通のはさみをわざわざ交換しなくてはいけない場所に置きましょう。冷静な時はありえない事ですが、緊張でがちがちの時はつい間違えます。前髪で間違えると悲惨です。
すきバサミは前髪カット向きではありません。絶対駄目というわけではありません。すきバサミの切れる率にもよります。初めての素人散髪は前髪カットのみの方が多いです。初挑戦では自分の持っているすきバサミがどれくらい切れるか把握していません。すきバサミだから大して切れないだろうと大胆に切ると思わぬほど切れます。刃の位置によって極端にムラあるはさみもあります。
すきバサミだから、失敗しないと考える人は失敗します。何も考えずなんとなく使いやすい道具です。